よくある質問

よくある質問をまとめました。お問い合わせ前にご確認ください。

電磁ノイズ対策

Q.EMCとはどのような意味ですか?
A.電子機器の電磁波対策(ノイズ対策)のことをEMC対策といいます。ノイズ問題にはEMI(電磁妨害)とEMS(電磁妨害感受性)があり、この双方を両立させる考え方をEMC(電磁的両立性)といいます。つまり【他のシステムにノイズ障害を与えず(EMI)】、【他のシステムや自らが出すノイズの影響を受けず(EMS)】というのがEMCとなります。
Q.ノイズはどういった部分で発生するのですか?
Aノイズは、「電流や電圧が大きく変化するところ、つまり磁界や電界が急激に変化するところ」に発生します。
Q.ノイズによってどのような影響が出ますか?
A ノイズは電子機器を誤作動させたり、破壊させたりします。常時誤作動を起こすものや、定期的に誤作動を起こすものがあります。
Q.電磁波とはどのような意味ですか?
A.電気(電界・電場)と磁気(磁界・地場)が互いに誘導しあい、伝搬する波のことを指します。電界が発生するとその変化に伴い磁界が発生し、また磁界の変化によっても電界が発生し、互いに相手を発生しあいながら空間を波のように伝わっていくものを指します。
Q.伝導ノイズとはどのような意味ですか?
A.電源線や信号線、プリント基盤の回路パターンなどを通じて、信号と一緒に伝わるノイズのことを指します。
Q.放射ノイズとはどのような意味ですか?
A.空間を不要電磁波として飛来するノイズのことを指します。
Q.サージとは何ですか?
A「サージ」は、電気回路に発生する瞬間的な異常過電圧のことで、落雷やスイッチをON、OFFしたときなどに発生し、単発的で低周波、高電圧のものになります。同じ様なものに「ノイズ」がありますが、こちらは高周波、低電圧であり、違うものになります。
Q.アースとはどのような意味ですか?
A.機器の筺体・電線路の中性点・電子機器の基準電位配線などを電機伝導体で基準電位点に接続すること。またはその基準電位点そのものを指します。本来は基準として大地を使用するため、このような名称となっています。他に接地、グランディングとも呼びます。
Q.KEC法とはどのような意味ですか?
A.社)関西電子工業振興センターが定める試験法で、電界シールド効果評価装置をTEMセルの寸法配分を取り入れ、その伝送軸方向に対して垂直な面内で左右対称に分割した構造になっており、測定試料の両面から挟み込んで測定します。送信アンテナからは電磁界を発生させ、受信アンテナで伝送レベルを測定し、電界の減衰量を比較することによってシールド効果を評価します。。
Q.EMC試験とは?
A.JIS C 61000(4-2~4-20)に含まれるエミッション及びイミュニティに関する試験で、現在12項目が制定されている。
Q.EMC指令とは?
A.欧州のEMC関連機器を対象とした指令。1996年から適合製品にはCEマークが貼付されている。
Q.CEマークとは?
A.EN規格のうち、ニューアプローチ指令の基準を満たす製品に表示されるマーク。EUやトルコ、スイスの商取引では必要とされる。
Q.ニューアプローチ指令とは?
A.具体的な製品・特性分野別にEU域内共通の安全基準を設けており、低電圧指令、EMC(電磁的両立性)指令、RoHS指令などがある。
Q.ノイズ対策チューブを購入したいが25mもいらない。小ロットでの購入は出来ないでしょうか?
A.当社の加工サービスを是非ご利用下さい。1mからでもご購入頂けますので従来よりもお求め易くなっております。各種加工サービス案内
Q.ノイズ対策チューブで、アルミ箔の厚みが10μと80μの2種類ありますがどう違うのですか?
A.ノイズの減衰率に違いがあります。高周波数帯のノイズ対策には80μのアルミ箔の方が、よりノイズの減衰効果があります。
Q.フェライトコアを使用するメリットは何ですか?
A.通常ノイズ対策チューブ等は、ノイズをアースに流す事により対策出来ますが、フェライトコアはアースが無くても対策出来ます。よって、終盤のノイズ対策時に基盤の変更をせずに容易に取付けられます。最終段階でノイズにより問題がございましたら、是非ご検討下さい。フェライトコア(NFシリーズ) 
Q.ノイズ対策チューブの種類はどのようなものがありますか?
A.ノイズ対策チューブの種類はスナップで嵌合するタイプ、マジックテープで嵌合するタイプ、専用工具を使用し嵌合させるスライドロックタイプの3種類をご用意しております。お好みや作業方法に併せてご使用下さい。ノイズプロテクトチューブ スナップタイプ ノイズプロテクトチューブ マジックタイプ ノイズプロテクトチューブ スライドロックタイプ
Q.フラットケーブル用シールドチューブはありますか?
A.ご用意しております。フラットケーブルの他各種リボンケーブルのシールド対策に最適です。是非ノイズプロテクトチューブフラットケーブル用をご利用下さい。ノイズプロテクトチューブ フラットケーブル用
Q.インピーダンスとは何ですか?
A.インピーダンスとは、回路に交流電流を流した際に生じる抵抗(交流抵抗)です。単位はオーム(Ω)となります。
Q.ノイズがのらないような配線方法はありませんか?
A.信号線と動力線を分けるように配線をされてはいかがでしょうか。ダクトを使用して配線されるのであれば、セパレーターを使用して配線を分けるのも有効なノイズ対策となります。また、一部配線をダクトの側面に取り付ける方法もございます。その際当社の新製品であるダクトクリップの使用をお勧めしておりますので是非ご検討下さい。ダクトクリップ
Q.屈曲部の配線にノイズ対策品を使用したいのですが、そういった製品はありますか?
A.最初から配線に処理を施せるなら屈曲性及び伸縮性のあるメッシュスリーブタイプのKPTSをご提案します。後付けを希望される場案はノイズプロテクトチューブタイプをお勧めします。ノイズ対策製品
Q.ノーマルモードノイズとは何ですか?
A.ノイズ源が信号源に対して直列に加わり、電源電流と同じ方向にノイズ電流が流れ、電源ライン間に発生します。行きと戻りの向きが逆になることから、ディファレンシャルモードと呼ばれています。
Q.コモンモードノイズとは何ですか?
A.往路、帰路に対して同方向に流れる伝導ノイズをコモンモードノイズと言います。ノーマルモードノイズより広範囲の電子機器に影響を起こします。

 

PAGE TOP ▲